【連載】おじさんの相棒はキャンピングカー
Vol.24 「異文化が織りなすアートの都市、サンタフェ」
今回は、アメリカ東部の町とは趣を全く異にした雰囲気で訪れる人を魅了している、ニューメキシコ州のサンタフェをご紹介します!
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ニューメキシコ州サンタフェ |
アメリカ東部の町とは趣を全く異にした雰囲気で訪れる人を魅了しているのが、ニューメキシコ州のサンタフェ。アメリカ建国前の1600年ころ(日本では関ヶ原の戦い)、スペインからの入植者が町を作り始めました。当然、先住民との抗争もあり、メキシコ領になった時もありました。
そんな経緯を経た結果、先住民族の文化、スペイン系の文化、メキシコ系の文化が融合され、今ある建物の形や色合い、食文化につながっているのです。 いくつか町中の見どころを紹介しましょう。
アメリカ最古の教会『サンミゲル教会』 |
1626年の建立のアメリカ最古の教会。1710年に再建。 日干しレンガ造りの教会は、兵士、労働者、インディアンに奉仕 するために、フランシスコ会修道士の指示の下に建設されました。
『アメリカ最古の家』 |
12世紀ころ、この地を支配していたプエブロ・オブ・ アナルコが日干し煉瓦(アドビ)によって造られました。 現在はギフトショップ。穴ぐらのような部屋になっています。
不思議な螺旋階段のある『ロレットチャペル』 |
高さ約7mの2階の聖歌隊席まで続く33段のらせん階段は、 中央にあるべき支柱がなく、また鉄くぎや接着剤などを一切 使わずに造られています。「誰が」「どのような工法で」 「材料の木はどこから」など、現在の建築関係者でも解明できない 不思議いっぱいの教会の中のらせん階段です。
サンタフェの町の中心『プラザ』 |
1610年以来、数多くの歴史的・文化的イベントが開催 されてきました。今は市民や観光客の憩いの場として 親しまれています。先住民がターコイズや銀製品などの お土産やさんを出店している。
200軒以上のアートギャラリーが並ぶ『キャニオンロード』 |
1680年のプエブロインディアン反乱のころ、インディアン トレイルだった細い道は、今はアーティストのギャラリーが 軒を並べています。
一言アドバイス |
①サンタフェはプラザを中心に教会や観光箇所が徒歩圏内に揃っていますので、キャンピングカーは「E.Alameda St.」と「Cathedral Place」の交差点にある【Cathedral Basilica Public Parking】 に終日駐車する方が、行動しやすく便利です。(数年前、駐車場代は20ドルでした)
② おすすめのRVパークは【Trailer Ranch RV Resort】。3471 Cerrillos Road, Santa Feです。 賑やかな幹線道路に面していますが、施設が整っていて使いやすいRVパークです。
追加の情報 |
サンタフェから北へ70マイル、のどかな丘陵地帯を1時間半ほど走ると、Taos-Peburo (タオス ・プエブロ)という、先住民プエブロ族の古代から定住が続く集落に到着します。 この地域は1992年に世界遺産に登録されました。
サンジェロモ教会
この集落は西暦1000年から1450年ころにかけ、赤褐色のアドビ煉瓦で建築が始まり、横にも上にも増築され今のような大きな建築物になりました。当時は2000人程度は居住していたそうですが、今は100数十人が生活しているとのこと。 タオス ・プエブロの人の撮影はNGです。建物の外観のみの撮影ならOK。
築1000年以上の集合住宅