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【連載】おじさんの相棒はキャンピングカー

Vol.13 「アメリカの原風景、モニュメントバレー」

アムネット専属のキャンピングカーアドバイザーのやまざき先生による連載コラムです。キャンピングカー体験談や、役立つ知識などを発信しております。もっと皆さんにキャンピングカーの事を知ってもらい、身近に感じていただけましたら嬉しいです。

今回は、モニュメントバレーの見どころをご紹介します!

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アメリカ先住民ナバホ族の聖地
 

正式な名称はMonument Valley Navajo Tribal Park。ナバホ・インディアンの居留地内にあり、国立公園でも国立モニュメントでもありません。ナバホ族は人口30万人、アメリカ最大の部族です。彼らは居住地をナバホ・ネーションと呼び、独自の法律が施行されている国として認められています。

Monument Valley

The Viewホテル横の展望台から一望するだけでも感動しますが、やはり渓谷の中のシーニック・ドライブを一周する事をお勧めします。ただし舗装されていないオフロードのためキャンピングカーは乗り入れ禁止、自家用車のセダンも乗り入れはやめた方が無難です。The Viewホテル前の駐車場に、ナバホ族の業者さんが「四駆ツアー」の参加者を募っています。彼らの言い値で了承せず、必ず値引きの交渉を試みてください。ちなみに筆者は言い値で参加したことはありません。

 
約2億7千万年前の地層
 

モニュメントバレーですが、赤色の砂石で創られた独特の地形は、約2億7千万年前の地層が現われたものが風化、浸食によって形成されたものだそうです。テーブル形の台地を「メサ」、さらに浸食がすすんだ岩山を「ビュート」と呼ばれています。

年間の晴天日が約300日もあり、 砂漠気候のために雨はほとんど降りませんが、標高が1500~1600mと高く、夏の日中は32℃~35℃くらいになりますが、朝夕は20℃を下回ることもあります。

Monument Valley

ジョンフォード・ポイント
 

モニュメントバレーの中でも一番人気のポイントです。ジョン・フォードは「駅馬車」などの西部劇で有名な映画監督で、モニュメントバレーを気に入り、度々ロケ地として使っていました。中でも好んだ場所がこのジョン・フォード・ポイントです。

Monument Valley

映画の撮影ロケ地としても有名
 

ちょうど100年前、ハリー・グールディングスと彼の妻が、ナバホ族との交易の場として開いたトレーディング・ポストがグールディングス・ロッジ横にあります。今は歴史博物館。ハリーはハリウッドの人々を説得し、映画の撮影ロケ地の誘致に成功しました。俳優さんやスタッフの宿泊用としてできたのがGouldings Lodgeです。

■モニュメントバレーで撮影された映画
 ・黄色いリボン
 ・荒野の決闘
 ・捜索者
 ・駅馬車
 ・バックツゥザフューチャー3
 ・フォレスト・ガンプ一期一会
など傑作と呼ばれる映画は何本もあります。

おすすめのRVパーク
 

モニュメントバレーに来たら絶対にGouldings Lodge RV Parkにお泊り下さい。特に夜明けと夕方の景色は幻想的です。

Monument Valley

なお居留地内では禁酒法が定められており、一切の飲酒とアルコールの類の販売が禁じられています。 たとえ観光客相手のレストランであってもアルコール類の注文はできません。

今日はここまで。次回をお楽しみに。

キャンピングカー先生やまざき

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