ディズニー・クルーズ
ディズニークルーズ最新船「デスティニー号」処女航海 4泊バハマ体験レポート
- 航路と日程|4泊バハマ+2つのプライベートアイランドという贅沢プラン
- デスティニー号はどんな船?
- ディズニークルーズの【オールインクルーシブ】とは?
- 乗船直後から感じる「いつもと違う空気」
- ブラックパンサーのグランドホールと【ヴィブラニウム】のシャンデリア
- 光と色で表情を変える「生きている」グランドホール
- ヴィランズ大活躍のキャラクター・グリーティング
- 処女航海ならではの特別演出とゲスト
- ローテーションダイニング|ライオンキングの新レストラン「プライドランド」が最高
- カフェ&バーでの過ごし方|Salted Caramel Coconut Latte愛
- ヒーロー&ヴィランズの“世界観が深い”大人エリア
- 新ショー「Disney Hercules」|技術も物語もパワーアップ
- プール・デッキとアクアマウス|大人エリアは大混雑、ファミリープールは意外な穴場
- スパイダーマンの船尾デザインと、外観の印象
- ステートルーム(客室)とハウスキーピング
- ルックアウト・ケイ&キャスタウェイ・ケイ寄港レポ
- 船内サービスとクルーの印象
- グッズと処女航海限定アイテム
- 船旅全体のハイライトBEST3と、ちょっと残念だったこと
- デスティニー号はどんな人におすすめ?
- フォートラウダーデール発着のメリット
- キャスタウェイ・クラブと処女航海の予約タイミング
- これからデスティニー号や処女航海を目指す方へのアドバイス
- 一言でまとめると…「デスティニー号の処女航海」はどんな旅だった?
- これからディズニークルーズを検討される皆様へ
- アムネットでディズニー・クルーズを予約するメリット!
※掲載の内容は掲載時点での情報となり、予告なく変更となる場合がございます。
航路と日程|4泊バハマ+2つのプライベートアイランドという贅沢プラン
まずは今回の旅のスケジュールから。
前日はHilton Marina Fort Lauderdaleに前泊し、
翌日フロリダ・フォートローダーデールのポート・エバーグレーズ(Port Everglades)からデスティニー号へ乗船しました。
日程は以下の通りです。
2025/11/20 ポート・エバーグレーズ出航
2025/11/21 ディズニー・ルックアウト・ケイ・アット ・ライトハウス・ポイント寄港
2025/11/22 ディズニー・キャスタウェイ・ケイ寄港
2025/11/23 終日航海日
2025/11/24 ポート・エバーグレーズ帰港
クルーズ自体は4泊5日ですが、
ディズニーのプライベートアイランドである「ルックアウト・ケイ」と「キャスタウェイ・ケイ」両方に寄港するという、かなり人気の高い構成です。
3泊クルーズだと「楽しさがわかってきたらもう下船」という声もよく聞くので、4泊はちょうど良いボリューム感だと改めて感じました。
デスティニー号はどんな船?
テーマは「ヒーロー&ヴィランズ」
デスティニー号は、ウィッシュ号・トレジャー号と同じ設計図を使った「ウィッシュクラス」の姉妹船で、ディズニークルーズラインにとって7隻目の新造船です。
船全体のテーマは、はっきりとしたコンセプトのある
「Heroes & Villains(ヒーロー&ヴィランズ)」。
船首にはヒーローミニーのフィリグリーアート
船尾にはスパイダーマンとスパイダー・ボットのフィギュア
中央のグランドホールにはブラックパンサー(ティ・チャラ)の像
船内各所には、マーベル、ディズニー、ピクサー、さらにはスターウォーズのヒーロー&ヴィランたちのモチーフ
…と、とにかく「ヒーローと悪役」が徹底的にデザインに組み込まれています。
と聞くと、「マーベル寄りすぎて、子ども連れにはどうなんだろう?」と心配になるかもしれませんが、実際に乗ってみると、
プリンセスを含む王道キャラクターも登場
ヴィランズも「こわすぎない」程よいバランス
ショーやレストランは家族連れでも楽しめるトーン
になっていて、全体としては「ちゃんとディズニーな世界観」が保たれていると感じました。
デスティニー号の基本スペック
デスティニー号はウィッシュ号・トレジャー号と同じ「ウィッシュクラス」の姉妹船で、
総トン数は約144,000トン、全長約1,119フィート(約341m)、最大乗客定員は約4,000人と発表されています。
この規模感は、現時点のディズニークルーズラインのラインナップの中でも最大級に属し、
「大型最新船ならではの安定感・設備の充実度」が魅力となっています。
ディズニークルーズの【オールインクルーシブ】とは?
ディズニークルーズラインの大きな魅力のひとつが、
ほとんどの体験がクルーズ料金に含まれているという点です。
料金に含まれる主なサービスは以下の通りです:
ローテーションダイニングを含む食事(朝昼晩 & ルームサービスの多くのメニュー)
ソフトドリンク(主にデッキ)
ブロードウェイスタイルのミュージ カル、ショー、映画上映
プール・ウォーターアトラクションの利用
キッズクラブ(Oceaneer Club / Edge / Vibe)
キャラクターグリーティング
つまり、
「ディズニーらしいエンタメと食事を追加料金なしで思いっきり楽しめる」という点が、ディズニークルーズを初めて検討する方にも響くポイントです。
乗船直後から感じる「いつもと違う空気」
ポート・エバーグレーズのターミナルに入った時点で、すでにいつものディズニークルーズとは違う空気が流れていました。
ゲストの雰囲気が、明らかに「ディズニークルーズ慣れしている人の割合が高い」というか、どことなく“通”っぽい人が多い印象で、みんなの期待と興奮が空気の中に溶け込んでいるような、不思議な一体感のある空間でした。
タラップを渡って船に近づいていくと、
ディズニークルーズ経験者ならきっとわかる、あの独特の「船の香り」がふわっとして きます。どこかホッとする安心感と、「ここからまた夢の数日間が始まるんだ」というワクワクが一気に込み上げてきて、心拍数が上がっていくのを肌で感じました。
そして船内に入り、いつものように名前を聞かれて
「Welcome ○○ Family!」
とアナウンスしてもらうのですが……正直、この時はその先に広がるグランドホールが気になり過ぎて、肝心のアナウンスがほとんど耳に入っていませんでした(笑)。
ブラックパンサーのグランドホールと【ヴィブラニウム】のシャンデリア
デスティニー号のグランドホールは、映画『ブラックパンサー』の世界観にインスパイアされた、3層吹き抜けのダイナミックな空間です。
中央には
ワカンダの王 ティ・チャラ(ブラックパンサー)のブロンズ像
その足もとに寄り添う黒豹の姿
が配されており、従来のディズニークルーズの「プリンセス像」や「ミッキー像」などとは雰囲気ががらりと変わりました。
頭上には、ワカンダの特別な金属「ヴィブラニウム(Vibranium)」をモチーフにしたシャンデリアが輝き、金属的なディテールと紫がかった光が、ブラックパンサーの世界観を見事に表現しています。
そしてその真下、床一面に広がるカーペットには、女王ラモンダの王冠に使われているシェブロン模様を思わせる幾何学パターンが描かれています。色のコントラストやラインの角度がとても美しく、グランドホールの写真を見るとシャンデリアばかりに目が行きがちですが、「実は足もとにもワカンダの物語が隠れている」と感じられるデザインです。
個人的な好みだけで言うと、
トレジャー号のグランドホールにあるモザイクアートの繊細さなどの方が「ずっとここに座って眺めていたい」と感じるのですが、デスティニー号はかっこよさ重視のクールな世界観という印象。ヒーロー&ヴィランズの船らしい、力強いデザインだと思います。
なお、デスティニー号のカーペットデザインはグランドホールだけでなく、船内のあちこちに遊び心が仕込まれています。客室フロアのカーペットにはミッキーのシルエットがさりげなく織り込まれていて、その耳の向きが「船の前方」を指すようになっているなど、機能性と遊び心を兼ね備えたデザインになっているのも面白いポイントです。
光と色で表情を変える「生きている」グランドホール
デスティニー号のグランドホールは、照明演出によってガラリと表情を変える【生きている空間】というのも大きな特徴です。
普段はヒーローにふさわしい明るく爽やかな雰囲気なのですが、
ロキやドクター・ファシリエなどのヴィランズが登場すると、照明が一気に妖しく変化し、グリーンやパープルの光に包まれたミステリアスな空間に変身します。
毎晩22時と0時には、ウィッシュ号やトレジャー号でもおなじみの「Kiss Goodnight」と呼ばれる小さなショーが行わ れるのですが、デスティニー号版はどこか胸にじんわりくるような、少ししんみりした内容で、個人的にはとても気に入りました。
ヴィランズ大活躍のキャラクター・グリーティング
今回の処女航海で特に印象に残ったのが、ヴィランズの存在感です。
マレフィセント、ドクター・ファシリエ、ロキといった人気ヴィランズたちが登場し、グランドホールや船内各所でゲストと交流してくれます。中でもマレフィセントのグリーティング前に行われる短いパフォーマンスは、鳥肌が立つほど格好良くて、何度見ても見飽きませんでした。
個人的にマレフィセントは「ヴィランズの神」のような存在だと思っているので(笑)、ディズニークルーズでここまでしっかりマレフィセントと触れ合えたのは、かなりの興奮ポイントでした。
処女航海ならではの特別演出とゲスト
処女航海ならではの特別感も、今回のクルーズの大きな魅力でした。
出航前には、デスティニー号のゴッドマザーに指名された
スーザン・イーガンさん(映画『ヘラクレス』のメグ役の声優であり、ブロードウェイ版『美女と野獣』初演のベル役)による挨拶が行われ、グランドホールは温かい拍手に包まれました。
クルーズ中には、スーザン・イーガンさんや、マジックキングダムのショー「Happily Ever After」のテーマ曲を歌うジョーダン・フィッシャーさんを含む、6名のブロードウェイ俳優によるスペシャルショーとQ&Aセッションも実施されました。
特に、スーザン・イーガンさんが歌う『ヘラクレス』の名曲
「I Won’t Say I’m in Love」は、本当に涙が出るほど嬉しいサプライズでした。
さらに、毎晩のお部屋のターンダウンサービスでは、
通常のチョコレートに加えて、処女航海記念のギフトがベッドの上に置かれていました。パスポー トケースや限定アート、盾入りの記念コインなどどれも素敵でしたが、特に記念コインは「一生の宝物」と呼びたくなるクオリティで、「プレミア価格でもこれは納得」と感じさせてくれる体験でした。
ローテーションダイニング|ライオンキングの新レストラン「プライドランド」が最高
今回のローテーションダイニングは、
ワールド・オブ・マーベル(World of Marvel)
プライドランド(Pride Lands)
プライドランド(パイレーツナイト)
1923
という順番でした。
ワールド・オブ・マーベル|今回はクイズバージョン
ワールド・オブ・マーベルでは、各テーブルの端末を使ったクイズを楽しめる「クイズバージョン」が行われました。マーベルが大好きな方にはたまらない内容で、画面に次々出てくるクイズに答えながら、ヒーロー談義で盛り上がることができます。
一方で、ウィッシュ号やトレジャー号で人気だったショーバージョンの方が、マーベルに詳しくないゲストやお子様連れには分かりやすく楽しみやすいかなという印象もあり、個人的には「一度だけならショーバージョンに当たりたいな」と感じました。
新レストラン「プライドランド」|世界観・ショー・料理、全部盛りのレストラン
今回のクルーズで最も期待していたのが、ライオンキングをテーマにした新レストラン「プライドランド(Pride Lands: Feast of the Lion King)」。
レストランへ続く廊下の時点で、アフリカンな装飾や音楽が流れており、「高級レストランに入る」というより「アフリカのサバンナに足を踏み入れる」感覚です。
店内に入ると、
サバンナの日の出をイメージした大きな窓
柱にはラフィキが描いたシンバや動物たち
テーブル番号のプレートもコースターも、どちらもシンバのデザイン
と、ライオンキング好きにはたまらないディテールの連続。ステージを中心に周りにダイニングが広がり、本当にサバンナの集会所で家族や仲間が集まるような雰囲気が作られています。
料理の注文を終えると、いよいよショーがスタート。映画版・ブロードウェイ版の名曲が、力強い歌声とアフリカンパーカッションのリズムに乗って次々と披露されます。「Hakuna Matata」「Circle of Life」「Can You Feel the Love Tonight」などおなじみの曲が流れるたびに、テーブルのあちこちから自然と口ずさむ声が聞こえてきました。
料理も、プライムリブなど馴染みのあるメニューから、初めて聞くスパイスや食材を使った一皿までバランスよく揃っており、注文したものがすべて「当たり」だったと言っていいほど。正直なところ、
「メニューを全部制覇するために、あと2〜3回は通いたい…」
と思うくらい、お気に入りのレストランになりました。
1923のフィレミニョンと、“いつもの”チキンテンダー&ピザ
そして忘れてはいけないのが、1923のフィレミニョン。
これはウィッシュクラス共通のメニューですが、今回ももちろん注文しました。
「オールインクルーシブとは思えないクオリティのステーキ」で、毎回何を食べようか迷いつつも、最終的には必ずこのフィレミニョンに戻ってきてしまいます。今回もやっぱり優勝でした。
また、ディズニークルーズといえば個人的に外せないのが、
プールデッキのチキンテンダー
深夜まで営業しているピザ
チキンテンダーは衣の味付けとカリカリ具合が絶妙で、そのまま食べても、BBQソースにディップしても、どちらも最高です。ピザは高級イタリアンではなく、良い意味で「庶民派のジャンクなピザ」なのですが、生地の食感がなぜかクセになってしまい、0時までオープンしていることもあって、つい夜食にふらっと立ち寄ってしまいます。
ひとつだけ残念だったのは、
各船で1回だけ朝食に登場するミッキーチュロワッフルが、今回は「準備中」のため提供されなかったこと。とても楽しみにしていたので、これはちょっとショックでした…。
カフェ&バーでの過ごし方|Salted Caramel Coconut Latte愛
本当は、
ホーンテッドマンション・パーラーの個性的なカクテル
De Vil’s Piano Lounge(クルエラのピアノバー)
など大人エリアのバーを堪能したいところなのですが、お酒はあまり得意ではないので、今回もカフェ通い中心のクルーズになりました。
同行していた家族は、ここで飲める抹茶ティーラテが大好きなのですが、処女航海ということもあってか、まだ材料が揃っておらず今回は断念。ミッキーチュロワッフルと同様、「処女航海な らではのちょっとしたハプニング」として受け止めることにしました。
一方、私の定番はSalted Caramel Coconut Latte。
毎日2杯ペースでいただきましたが、やっぱりこれが一番落ち着きます。
ヒーロー&ヴィランズの“世界観が深い”大人エリア
デスティニー号は、ヒーロー&ヴィランズというテーマをより深く楽しめる大人向けのバーやラウンジも充実しています。
特に注目したのは以下の2つ:
De Vil's Piano Lounge(クルエラのピアノバー)
101匹わんちゃんのクルエラをテーマにしたモノクロ×赤の大胆なインテリアで、壁面アートや照明もクルエラらしさ全開。ジャズの生演奏やカクテルが楽しめる人気スポットで、処女航海では常に満席の大盛況でした。Cask & Cannon(カリブの海賊モチーフのパブ)
船内とは思えないほど雰囲気が作り込まれた海賊酒場で、海賊ファンにはたまらない世界観で、写真映えするスポットです。
この2つが揃っているのはデスティニー号だけで、
ヒーローだけでなくヴィランズの魅力も味わえる船という点で、他船と大きく差別化されています。
新ショー「Disney Hercules」|技術も物語もパワーアップ
デスティニー号の目玉エンターテインメントのひとつが、
新作ブロードウェイスタイルショー「Disney Hercules」です。
映画『ヘラクレス』をベースにした約60分のステージで、
「Go the Distance」
「Zero to Hero」
「I Won’t Say (I’m in Love)」
などおなじみの楽曲はもちろん、R&Bやゴスペル、ジャズの要素を取り入れた近代的なアレンジが加えられています。
さらに、多頭のヒドラとのバトルシーンでは、巨大なパペットと映像、照明が組み合わさった迫力満点の演出が行われ、「クルーズ船の中とは思えないスケール感 」を味わえます。
元々ヘラクレスが好きなこともあり、一部「衣装や舞台セットの現代的なアレンジに最初は少し違和感」を覚えた箇所もありましたが、観終わる頃にはすっかり惹き込まれていて、あっという間の60分でスタンディングオベーションで幕を閉じました。
プール・デッキとアクアマウス|大人エリアは大混雑、ファミリープールは意外な穴場
デッキ11以上の構成はウィッシュ号・トレジャー号とほぼ同じで、アクアマウスや複数のプール、ファミリーエリア・大人専用エリアがバランスよく配置されています。
ただし今回は、処女航海でコアなファンが多いクルーズということもあり、大人の乗客比率がかなり高めでした。その結果、
大人専用プールは常に混雑
一方、普段は混雑しがちなファミリープールが比較的空いている
という、普段とは逆転した状況になっていました。
静かにのんびり過ごしたい大人には少し残念ですが、「子ども 用エリアが空いているので、のびのび遊べる」というご家族にはむしろメリットになりそうです。
スパイダーマンの船尾デザインと、外観の印象
デスティニー号の船尾には、
スパイダーマンとスパイダー・ボットのフィギュアが設置されています。
スパイダーマン自体は好きなのですが、ロゴ全体の雰囲気も含め、これまでの「クラシックなミッキー&フレンズ」主体のデザインと比べると、最初は正直かなり違和感がありました。
それでも、ポート・エバーグレーズで他社のクルーズ船と並んでいる姿を見ると、
「やっぱりディズニークルーズの船が一番かっこいい」
と毎回思わされます。
全体としてのシルエットやカラーリングは、やはり「ザ・ディズニークルーズ」で、港に停泊しているだけで絵になる存在感です。
ステートルーム(客室)とハウスキーピング
今回利用したのは、デッキ7・ミッドシップのベランダ付き客室(カテゴリー5C)です。
ウィッシュクラス共通の特徴として、
機能的な収納スペース
2つに分かれたバスルーム(インサイド以外)
ベッドまわりのアート
など、使い勝手や居心地の良さはこれまで通りで、「いつものディズニークルーズの安心感」がありました。
体験した方ならお分かりいただけると思いますが、ディズニークルーズのマットレスって本当に寝心地最高なんです。
ハウスキーピングは毎日2回。担当クルーはまだ新人さんらしく、少しぎこちなさもありましたが、一生懸命さが伝わってきて、こちらも「優しく見守りたい気持ち」になりました。
ルックアウト・ケイ&キャスタウェイ・ケイ寄港レポ
今回のクルーズでは、
バハマ・エルースラ島の南端に位置する新拠点
「Disney Lookout Cay at Lighthouse Point(ルックアウト・ケイ)」おなじみのプライベートアイランド
「Disney Castaway Cay(キャスタウェイ・ケイ)」
の両方に寄港しました。
キャスタウェイ・ケイは今年2回目の訪問でしたが、今回は南国らしい雰囲気の中にクリスマスツリーやホリデーデコレーションもあり、「南の島のホリデーリゾート」といった感じで、また違った魅力がありました。
滞在中は、キャスタウェイ・ケイ名物の5Kコースをウォーキングで完走したほか、
透き通る海で泳いだり、ビーチチェアでのんびりしたり、BBQビュッフェでお腹いっぱい食べたりと、何もしない贅沢を満喫しました。
ルックアウト・ケイは、バハマ文化とディズニーの世界観が融合した新しい拠点で、カラフルなビーチハウスやアートなど、キャスタウェイ ・ケイとはまた違う雰囲気です。
船内サービスとクルーの印象
デスティニー号は新造船ということもあり、他船からのベテランクルーと新人クルーが混在している印象でした。ディズニークルーズに何度も乗っているゲスト目線で見ると、
「あ、今はそっと見守ってあげたいな」と感じるシーン
オペレーションがこれからさらに良くなっていきそうな部分
も正直少し多かったです。
そんな中で、私たちのテーブルを担当してくれたサーバーさんは、他船で6年以上の経験を持つベテラン。新人のアシスタントサーバーさんをフォローしながら、ほぼ2人分の仕事をテキパキとこなし、それでいて私たちへの気遣いも忘れない、まさにスーパーサーバーでした。
また、トレジャー号で少しお話しした日本人キャストさんがデスティニー号に乗船しており、「覚えていますよ!」と声をかけてくださったのも、胸がじんわり温かくなる出来事でした。
グッズと処女航海限定アイテム
今回のクルーズでは、
「Maiden Voyage」のロゴ入りグッズや、船名入りのパーカー、タンブラーなど、処女航海ならではのアイテムをいくつも購入しました。
特に気に入っているのは、
デザインも着心地も良いパーカー
ターンダウン時にもらった盾入りの記念コイン
です。どちらも、今後他のクルーズに乗る度にちょっと自慢したくなるアイテムになりました。
ショップエリアは、初日〜2日目は「正直ちょっとしんどい…」と思うほどの混雑でしたが、今回の処女航海では事前オンラインオーダーも行われており、あらかじめ購入しておいたグッズが部屋に届けられていたため、そこまで必死に並ばなくても済んだのは助かりました。
船旅全体のハイライトBEST3と、ちょっと残念だったこと
振り返ってみて、今回のクルーズの個人的ハイライトBEST3はこの3つです。
スーザン・イーガンさんたちによるスペシャルショー
毎晩の処女航海記念グッズのプレゼント
「デスティニー号の処女航海に乗った」という体験そのもの
逆に、正直ちょっと残念だったポイントを挙げるとすれば、
大人エリア&大人向けプログラムの混雑
クルエラのピアノバーが常に満員で、今回は入れなかったこと
ミッキーチュロワッフルが準備中で食べられなかったこと
あたりでしょうか。
ただ、こうした「ちょっとした不便さ」も含めて、処女航海ならではの生々しい空気を楽しむ、くらいの気持ちで参加すると、全体としては大満足のクルーズになると思います。
デスティニー号はどんな人におすすめ?
他のディズニークルーズ船と比較して、デスティニー号をおすすめしたいのは、こんな方です。
マーベルやヴィランズ、ヘラクレスが好きな方
ウィッシュ/トレジャーと同レベルの最新設備で、より物語性の強い船を楽しみたい方
3泊では短すぎるけれど、いきなり7泊はハードルが高いと感じている方(4-5泊が充実しています)
1回のクルーズでルックアウト・ケイとキャスタウェイ・ケイの両方を体験したい方(出航日によります)
特に初めてのディズニークルーズで、「どうせならじっくり楽しみたい」という方には、3泊はとっても短いと感じるはずなので、4〜5泊が多いデスティニー号は本当にちょうど良い選択肢だと思います。
フォートラウダーデール発着のメリット
出発港がフォートラウダーデール(Port Everglades)というのも、実はかなり大きなポイントです。
フォートラウダーデール空港(FLL)から港までは車で10〜15分程度とアクセス抜群
空港周辺には前泊しやすいホテルが多数
オーランドからも、Brightlineの高速鉄道で約3時間前後でアクセス可能
そのため、移動がとても楽な港だと思います。
キャスタウェイ・クラブと処女航海の予約タイミング
ディズニークルーズに は、リピーター向けのロイヤルティプログラム
「Castaway Club(キャスタウェイ・クラブ)」があります。
会員ランクは、乗船回数に応じて
シルバー:1〜4回
ゴールド:5〜9回
プラチナ:10〜24回
パール:25回以上
という4段階に分かれており、ランクが上がるほど
一般発売より早く新しいクルーズの予約ができる
船内アクティビティやポートアドベンチャーの予約開始が早くなる
オンラインチェックインも早くできる
などのメリットがあります。
処女航海のような人気の高いクルーズは、上位ランクのキャスタウェイ・クラブ会員から順に予約が開くため、「いつか処女航海やレアな新造船に乗ってみたい」という方は、今のうちから少しずつ乗船回数を重ねてランクアップしておくのが近道です。
これからデスティニー号や処女航海を目指す方へのアドバイス
最後に、今回の体 験を踏まえて、これから数か月以内にデスティニー号乗船や、今後数年にわたって1年に1隻ペースで投入される予定のクルーズ船処女航海を目指す方にお伝えしたいポイントをまとめます。
人気アクティビティには早めに並ぶ心構えを
普段のクルーズなら開始5〜15分前でも間に合うイベントが多いですが、処女航海のようなコアなファンが多いクルーズでは、15〜30分前、人気プログラムは45〜60分前に到着するつもりでいた方が安心です。キャストメンバーは「一緒に処女航海を作っている仲間」と思って見守る
新しい船、新しい環境で、キャスト側もチャレンジの連続です。多少の行き違いや段取りミスがあっても、「一緒に歴史的な1便をつくっている」という目線で見守ると、むしろ愛着がわいてきます。予約は発売直後に動けるよう準備を
特別ショーや記念品も含めて、処女航海のプレミア感は別格です。発売開始時期のスケジュールを把握し、キャスタウェイ・クラブのランクと合わせて戦略的にチャレンジするのがおすすめです。
一言でまとめると…「デスティニー号の処女航海」はどんな旅だった?
一言で表すなら、
「デスティニー号の話題が出た時に、【デスティニーの処女航海乗ったよ】と一生言い続けられる特別な旅」
でした。
もちろん、処女航海ならではのバタつきや、ミッキーチュロワッフルが食べられなかった残念さなど、完璧ではない部分もありましたが、それも含めて「時だからこそのリアルな体験」だったと思います。
これからディズニークルーズを検討される皆様へ
処女航海だからこその良かった点と、ちょっとチャレンジだった点も含めて率直に書かせていただきましたが、総じて言えば、思い切って予約して本当に良かったと心から感じています。
通常のクルーズと比べると、確かにプレミア価格ではあります。
ただ、その分
一生に一度の特別な体験
処女航海限定の記念品やグッズ
「あの船の処女航海に乗ったんだ」というステータス
といったお金では買えない価値もたくさんついてきます。
ディズニークルーズは今後も、
2026年にアドベンチャー号、
2027年にはもう一隻のウィッシュクラス新造船、
さらに数年以内に現在の7隻から13隻体制へと拡大予定と発表されています。
「いつかはディズニークルーズに」「いつかは新造船に」
と思っている方は、ぜひどこかのタイミングで一歩目の一隻にチャレンジしてみてください。
もちろん、ご予約やご相談は、ディズニー公認代理店であり、オリジナル特典も充実しているアムネットまでお気軽にどうぞ。まだ日程や船が決まっていない段階からのご相談も大歓迎です。
「あなたのデスティニー(運命)の1隻」を、一緒に見つけていきましょう。
アムネットでディズニー・クルーズを予約するメリット!
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バケーション/テーマパークデスク
営業時間:平日 10am〜8pm(東部時間)